8割を狙いやすい科目と、8割に壁がある科目を分けて考える

茨城県立高校入試では、教科ごとの対策を同じように考えない方がよい。

勉強量を増やすことで8割に近づけやすい科目と、勉強量を増やしても8割に届くためには別の力が必要になる科目がある。

英語、社会、国語は、比較的、勉強量が得点に結びつきやすい。英語は単語、熟語、文法、長文読解の練習量が重要になる。社会は用語、年表、地理資料、公民の制度、グラフの読み取りを積み上げることで得点を安定させやすい。国語も、読解量、語彙、設問形式への慣れ、本文から根拠を取る練習によって、大きく崩れにくくなる。

したがって、英語、社会、国語を苦手科目にしないことは、茨城県立高校入試では非常に重要である。この3科目で安定して得点できる生徒は、数学や理科が難しい年でも合計点を崩しにくい。

一方で、数学と理科は、勉強量だけで8割に到達するのが難しくなりやすい。数学では、関数と図形の融合問題、空間図形、証明、規則性などで、初見の条件を整理する力が必要になる。理科でも、実験考察、グラフ、計算、条件の読み取りが絡むと、単なる暗記だけでは対応しにくい。

もちろん、数学と理科でも基本問題は量によって安定する。計算、公式、用語、典型問題を固めることは欠かせない。しかし、8割以上を狙う段階では、覚えた知識をその場で組み合わせる力が必要になる。

そのため、受験対策では、英語、社会、国語で安定した得点を作り、数学と理科ではまず取れる問題を確実に取ることを考える。上位校を目指す生徒は、そのうえで数学と理科の応用問題に取り組む。

5教科すべてを同じように勉強するのではなく、教科ごとの得点の伸び方を見て、時間の使い方を変える。この考え方が、平均点の低い茨城県立高校入試では特に重要になる。