中学生のための英作文の書き方
英作文を書くとき、最初から日本語をそのまま英語に直そうとすると、急に難しくなります。
たとえば、次の日本語を見てください。
昨日、友達と公園でサッカーをした。
この文をいきなり英語にしようとすると、「昨日はどこに置くのか」「友達とはどう言うのか」「公園ではどうつなげるのか」と、いくつものことを同時に考えることになります。
英作文では、最初から全部を英語にしようとしないことが大切です。
まず決めるのは、主語と動詞です。
英語の文は、基本的に主語と動詞を先に置きます。だから、英作文を書くときは、まず「だれが」「どうする」を決めると、文の骨組みが作りやすくなります。
英作文は、主語と動詞から作る
英作文の最初の手順は、かなり単純です。
主語を決める。動詞を決める。主語+動詞を先に書く。
この順番で考えると、英語の語順が崩れにくくなります。
先ほどの文で考えてみます。
昨日、友達と公園でサッカーをした。
日本語では、主語が省略されています。
まず、「だれが?」を考えます。
自分のことなら、主語は I です。
次に、「どうした?」を考えます。
サッカーをしたので、動詞は played です。
すると、最初の骨組みはこうなります。
I played.
ここに、何をしたのかを足します。
I played soccer.
さらに、だれとしたのかを足します。
I played soccer with my friend.
最後に、場所と時を足します。
I played soccer with my friend in the park yesterday.
このように、主語と動詞を先に置くと、長い日本語でも英文にしやすくなります。
日本語では主語が省略される
英作文で注意したいのは、日本語では主語がよく省略されることです。
日本語では、次のような文が自然に使われます。
日曜日に買い物に行きました。
しかし、英語にするときは、主語が必要です。
自分のことなら、主語は I です。
I went shopping on Sunday.
英作文を書くときは、日本語に主語がなくても、「だれが?」を必ず考えます。
これは、とても大切です。
動詞を決めると、文の形が見える
主語を決めたら、次に動詞を決めます。
ここで大切なのは、be動詞の文なのか、一般動詞の文なのかを分けることです。
たとえば、次の文を見てください。
私は学生です。
この文は、「何かをする」文ではありません。「学生である」という状態を表しています。
この場合は、be動詞を使います。
I am a student.
一方で、次の文は動作を表しています。
私は英語を勉強します。
この場合は、一般動詞 study を使います。
I study English.
ここで、be動詞と一般動詞を混ぜてはいけません。
I am study English.
これは間違いです。
「私は英語を勉強します」は、I study English. です。
英作文を書くときは、まず「この文はbe動詞の文か、一般動詞の文か」を考えると、ミスが減ります。
SVCもSVOも、主語と動詞から考える
英語の文には、いろいろな文型があります。
しかし、中学生の英作文では、最初から文型名を難しく考える必要はありません。
まず、主語と動詞を置きます。
そのあとに、「どんな状態か」を足すのか、「何をしたのか」を足すのかを考えます。
たとえば、次の文です。
彼は忙しいです。
主語は He です。
「忙しいです」は状態なので、動詞は is です。
He is busy.
これは、主語+動詞+補語の形です。
次に、次の文を見てください。
彼は英語を勉強します。
主語は He です。
動詞は studies です。
He studies English.
これは、主語+動詞+目的語の形です。
どちらも、最初にやることは同じです。
主語を決める。動詞を決める。
この二つを先に決めれば、SVCでもSVOでも、文の形が大きく崩れにくくなります。
時制を決める
主語と動詞を決めたら、次に時制を確認します。
今の習慣なら、現在形です。
I study English every day.
昨日の話なら、過去形です。
I studied English yesterday.
今していることなら、現在進行形です。
I am studying English now.
これからの話なら、未来の表現を使います。
I will study English tomorrow.
英作文では、次のような言葉が時制の手がかりになります。
- every day:現在形
- yesterday:過去形
- last Sunday:過去形
- now:現在進行形
- tomorrow:未来
- next week:未来
時制を決めずに書き始めると、動詞の形を間違えやすくなります。
だから、英作文では、主語と動詞を決めたあとに、「いつの話か」を確認します。
日本語を簡単にしてから英語にする
英作文では、日本語をそのまま英語にしようとすると難しくなります。
特に、長い日本語や、少し大人っぽい日本語をそのまま英語にしようとすると、途中で止まりやすくなります。
たとえば、次の日本語を考えます。
私は健康を維持するために、毎朝運動することが大切だと思います。
この文をそのまま英語にしようとすると、中学生にはかなり難しくなります。
そこで、日本語を簡単に分けます。
運動は大切です。
私は毎朝走ります。
それは健康によいです。
この形なら、英語にしやすくなります。
Exercise is important.
I run every morning.
It is good for my health.
英作文では、難しい日本語をそのまま英語にする必要はありません。
知っている単語と文法で、正しく書ける形に直すことが大切です。
一文が長すぎるときは、二文に分ける
英作文でミスが増える原因の一つは、一文に情報を入れすぎることです。
たとえば、次の日本語を見てください。
私はサッカーが好きで、毎週日曜日に友達と公園で練習しています。
この文を一文で英語にしようとすると、語順や時制で迷いやすくなります。
そういうときは、二文に分けてかまいません。
I like soccer.
I practice it with my friends in the park every Sunday.
短い文に分けると、主語と動詞がはっきりします。
英作文では、長い文を書くことより、意味が通る正しい文を書くことが大切です。
知っている英語で書ける形にする
英作文では、書きたい日本語にぴったり合う英単語が分からないことがあります。
そのときは、別の言い方に変えます。
たとえば、「将来のために努力する」という日本語が難しいと感じたら、もっと簡単にできます。
I study hard.
I want to be a teacher.
So I study English every day.
このように、知っている英語で言える形に変えればよいのです。
英作文では、難しい日本語をそのまま訳す力より、知っている英語で言い換える力が大切です。
英作文を書いたあとは、基本ミスを確認する
英作文を書いたあとには、内容だけでなく、基本的なミスも確認します。
特に多いのは、文頭の大文字、文末のピリオド、I の大文字、三単現の s、過去形、スペルミスです。
たとえば、次のようなミスはよくあります。
i like English
正しくは、次のように書きます。
I like English.
文の最初は大文字にします。
I は必ず大文字にします。
文の最後にはピリオドをつけます。
内容が合っていても、こうした基本ミスで減点されることがあります。
英作文では、書いたあとに一度見直すことも大切です。
まとめ
英作文は、いきなり日本語を英語に直そうとすると難しくなります。
最初に決めるのは、主語と動詞です。
「だれが」「どうする」を先に置けば、英語の文の骨組みは崩れにくくなります。
その後で、目的語、場所、時を足していきます。
英作文を書くときは、難しい表現を使おうとする前に、短く正しい文を作ることを意識してください。
主語を決める。
動詞を決める。
時制を決める。
日本語を簡単にする。
長すぎる文は二文に分ける。
最後に、大文字・ピリオド・スペルを確認する。
この順番で考えると、英作文はずっと作りやすくなります。