「生徒の変化」ヒストリー
中2、Aさんの数学
「わからない」が「考えられる」に変わった
中学2年生のAさんは、入塾前、勉強に対して強い苦手意識を持っていました。
テスト前には一応机に向かうものの、問題集を開いても何から手をつければよいかわからず、
結局時間だけが過ぎてしまう。
数学は特に苦手で、定期テストでは平均点を大きく下回る状態が続いていました。
Aさん自身は「自分は頭が悪いのだと思う」と感じていましたが、
初回の面談で話を聞くと、知識がないというよりも
「どう考えればいいのか」が整理されていないことが分かりました。
公式は覚えていても、どの場面で使うのか、
なぜそう考えるのかが曖昧だったのです。
答えを教えない授業
授業では、いきなり解き方を教えることはしませんでした。
まず問題文を一緒に読み、
「何が分かっていて、何が分かっていないのか」を
言葉にするところから始めました。
Aさんは最初、「どう考えればいいか分からない」と戸惑っていましたが、
少しずつ
「これは前にやったあの考え方と似ているかもしれない」
と口にするようになっていきました。
授業を重ねるうちに、
以前は問題を見るとすぐに手が止まっていたのが、
「まず条件を書き出してみよう」
「図にしてみよう」
と、自分なりの考え方を試すようになったのです。
勉強時間は増えていない
意外なことに、Aさんの家庭学習の時間は大きく増えていません。
それでも、学校の小テストや定期テストの点数は
少しずつ上がっていきました。
数学では、入塾から半年後の定期テストで、
初めてクラス平均を超える点数を取ることができました。
「前は、問題を見た瞬間に無理だと思っていました。
でも今は、解けなくても
『どこまで分かるか』を考えられるようになりました」
成績以上に変わったこと
成績の向上以上に大きかったのは、Aさんの表情の変化でした。
以前は質問されると黙り込んでしまっていましたが、
今では
「ここまでは分かるけど、ここが分からない」
と自分の考えを言葉にできるようになっています。
勉強が得意になったわけではありません。
しかし、「考え方の引き出し」が増えたことで、
勉強に向き合う姿勢そのものが変わりました。
中1、Bさんの英語
英語が「暗記」から「理解」に変わった
中学1年生のBさんは、英語に苦手意識を持っていました。
単語や文法を覚えようとしても長続きせず、
テスト前になると「覚えることが多すぎて無理」と感じていました。
テストの点数は平均前後。
本人は「英語は暗記科目だから自分には向いていない」と思い込んでいました。
英文を「かたまり」で考える
授業では、文法用語を並べて説明するのではなく、
英文を意味のかたまりに分け、
「この文は何を伝えたいのか」を一緒に整理しました。
主語・動詞を探し、
その後にどんな情報が付け足されているのかを確認することで、
Bさんは英文を読むスピードが少しずつ上がっていきました。
勉強のやり方が変わる
家での勉強では、
以前のように単語を書き写すだけではなく、
教科書の英文を声に出して読み、
内容を日本語で説明するようになりました。
その結果、定期テストでは英語が安定して
平均点を超えるようになり、
「英語は意味が分かると楽しい」と話すようになりました。