五教科別・勉強の使い分け
勉強には、五教科に共通する基本動作があります。
読む、隠す、出す、直す、残す。これは英語でも、数学でも、国語でも、理科でも、社会でも使えます。
ただし、教科によって重点は少し変わります。
英語では、単語や文法例文を「隠して出す」作業が重要になります。見て分かるだけでなく、見なくても言える、書ける状態にすることが大切です。
数学では、答えを写すことよりも、どこで間違えたかを残すことが重要になります。計算の符号、途中式、条件の読み落としなど、ずれた場所を見える形にします。
国語では、答えだけを見るのではなく、本文のどこが根拠だったかに戻ることが重要です。選択肢だけで考えず、本文に線を引いて確認します。
理科では、用語だけを覚えるのではなく、図・実験・公式・現象をつなげることが大切です。特に、力の向き、回路、化学変化、天体、地層などは図に戻すことで理解しやすくなります。
社会では、用語をただ暗記するだけでなく、地図、年表、因果関係とつなげることが重要です。出来事を一つずつ覚えるのではなく、原因と結果の流れを見えるようにします。
英語の使い分け
英語では、単語・文法・本文の三つを分けて考えます。
単語は、見るだけでなく隠して意味を言います。文法は、例文を見て終わらせず、日本語から英文を戻します。本文は、音読して終わりにせず、どの段落で何を言っているかを短く残します。
数学の使い分け
数学では、途中式を残すことが重要です。
答えが合ったかどうかだけでなく、どの行で符号が変わったか、どこで計算がずれたか、どの条件を使ったかを見えるようにします。
国語の使い分け
国語では、根拠を本文に戻すことが重要です。
選択肢を見てなんとなく選ぶのではなく、本文のどこにその内容が書いてあるかを探します。指示語、接続詞、理由、結論に印をつけると、答えの根拠が見えやすくなります。
理科の使い分け
理科では、用語と図をつなげることが重要です。
語句だけを覚えても、問題で使えないことがあります。力の矢印、回路図、粒子モデル、実験装置、天体の位置関係などを、白紙に戻して描けるようにします。
社会の使い分け
社会では、用語と場所・流れをつなげることが重要です。
地理は地図に戻す。歴史は原因と結果を矢印でつなぐ。公民は制度やお金の流れを図にする。こうすることで、用語がばらばらになりにくくなります。
まとめ
五教科の勉強法は、すべて別々に考える必要はありません。
読む。隠す。出す。直す。残す。
この基本動作を、教科ごとに少しずつ使い分けることが大切です。