自由研究・10円玉をきれいにする実験をやってみた
夏休みの自由研究で10円玉をきれいにする実験をやってみた
財布の中にある10円玉を見てみると、色が明るいものもあれば、黒っぽくくすんでいるものもあります。
同じ10円玉なのに、どうしてこんなに色が違うのか気になりました。
そこで今回は、家にあるいろいろな液体につけて、どれが一番10円玉をきれいにするのかを調べました。
今回調べたこと
今回のテーマは、次のようにしました。
10円玉は、どの液体につけると一番きれいになるのか。
比べたのは、水、酢、レモン汁、しょうゆ、ソース、食塩水です。
どれも家にあるものや、スーパーで簡単に手に入るものです。
実験する前は、酢やレモン汁が一番きれいになるのではないかと予想しました。
酢やレモン汁はすっぱいので、何か汚れを落とす力がありそうだと思ったからです。
用意したもの
- 古い10円玉を6枚
- 水
- 酢
- レモン汁
- しょうゆ
- ソース
- 食塩水
- 小さな容器を6個
- キッチンペーパー
- 白い紙
- スマートフォンのカメラ
- 記録用のノート
10円玉は、できるだけ同じくらい黒っぽくなっているものを選びました。
最初からきれいな10円玉を使うと、変化が分かりにくいからです。
実験の準備
まず、小さな容器を6個用意しました。
そして、それぞれの容器の前に、何を入れるかを書いた紙を置きました。
- A:水
- B:酢
- C:レモン汁
- D:しょうゆ
- E:ソース
- F:食塩水
こうしておくと、途中でどれがどれなのか分からなくなりません。
次に、10円玉を液体に入れる前に写真を撮りました。
実験前の写真を撮っておくと、あとで実験後の写真と比べることができます。
【写真を入れるならここ:実験前の10円玉】
実験開始
それぞれの容器に、同じくらいの量の液体を入れました。
そして、10円玉を1枚ずつ入れました。
つける時間は10分にしました。
途中でこすったり、動かしたりはしませんでした。
こすってしまうと、液体の力なのか、こすった力なのか分からなくなるからです。
10分たったら、10円玉を取り出しました。
取り出した10円玉は水で軽く洗い、キッチンペーパーでふきました。
そのあと、実験後の写真を撮りました。
【写真を入れるならここ:液体につけている10円玉】
【写真を入れるならここ:実験後の10円玉】
A 水につけた10円玉
まず、水につけた10円玉を見ました。
10分後に取り出してみると、ほとんど変化はありませんでした。
少し表面のほこりが取れたようにも見えましたが、色はあまり明るくなりませんでした。
水だけでは、10円玉の黒っぽいくすみはあまり取れないようでした。
B 酢につけた10円玉
次に、酢につけた10円玉を見ました。
取り出してみると、表面の色が少し明るくなっていました。
特に、10円玉のふちや文字のまわりが、実験前より赤茶色に近くなったように見えました。
水につけたものと比べると、酢につけた10円玉のほうがはっきり変化していました。
酢はすっぱい液体なので、酸性の性質が関係しているのではないかと考えました。
C レモン汁につけた10円玉
レモン汁につけた10円玉も、かなり変化が分かりやすかったです。
10分後に取り出すと、黒っぽかった部分が少し明るくなっていました。
酢と同じように、レモン汁もすっぱいので、酸性の液体です。
そのため、10円玉の表面のくすみに酸性の液体がはたらいたのではないかと思いました。
酢とレモン汁では、どちらもよく変化しました。
D しょうゆにつけた10円玉
しょうゆにつけた10円玉は、少しだけ変化しました。
でも、酢やレモン汁ほどはっきりきれいになった感じはしませんでした。
しょうゆそのものに色があるため、取り出した直後は少し分かりにくかったです。
水で軽く洗ってふくと、少しだけ明るくなったように見えました。
しょうゆには塩分などが含まれているので、少し変化が出たのかもしれません。
E ソースにつけた10円玉
ソースにつけた10円玉は、表面にソースがついていて、最初は変化が分かりにくかったです。
水で洗ってふいてみると、少し明るくなった部分がありました。
ただし、酢やレモン汁ほど全体がきれいになったわけではありませんでした。
ソースには、酸味のある材料や塩分が含まれているので、それが関係しているのではないかと考えました。
F 食塩水につけた10円玉
食塩水につけた10円玉は、水だけのものよりは少し変化したように見えました。
でも、酢やレモン汁ほどはっきりした変化ではありませんでした。
食塩水だけでは、10円玉を大きくきれいにする力はあまり強くないのかもしれません。
ただし、今回は10分だけの実験だったので、時間を長くしたら結果が変わる可能性もあります。
結果を表にまとめる
実験の結果を表にまとめると、次のようになりました。
| 液体 | 10分後の様子 | きれいになった度合い |
|---|---|---|
| 水 | ほとんど変化しなかった | 弱い |
| 酢 | 表面が明るくなった | 強い |
| レモン汁 | 黒っぽい部分が少し明るくなった | 強い |
| しょうゆ | 少しだけ変化した | 中くらい |
| ソース | 部分的に明るくなった | 中くらい |
| 食塩水 | 少し変化したように見えた | 弱いから中くらい |
分かったこと
今回の実験では、酢とレモン汁につけた10円玉が、特にきれいになったように見えました。
水につけた10円玉は、ほとんど変化しませんでした。
しょうゆやソース、食塩水でも少し変化はありましたが、酢やレモン汁ほどはっきりした変化ではありませんでした。
このことから、すっぱい液体、つまり酸性の液体は、10円玉の表面のくすみに関係しているのではないかと考えました。
考えたこと
最初は、どの液体でも少しはきれいになるのではないかと思っていました。
でも実際に比べてみると、水だけではほとんど変化しませんでした。
酢やレモン汁では、かなり分かりやすく色が変わりました。
このことから、10円玉の表面のくすみは、水でぬらすだけでは取れにくいものだと考えられます。
また、液体によって結果が違うので、液体の中にふくまれている成分が関係しているのではないかと思いました。
今回は10分だけの実験でしたが、5分、10分、20分のように時間を変えて比べると、もっと詳しく調べられると思います。
自由研究としてまとめるときのポイント
この実験を自由研究にするときは、実験前と実験後の写真を必ず入れると分かりやすくなります。
また、10円玉を並べて写真を撮るときは、白い紙の上に置くと色の違いが見やすくなります。
写真の下には、何につけた10円玉なのかを書いておきます。
表にまとめるときは、「きれいになった」「ならなかった」だけでなく、どの部分がどう変わったのかを書くとよいです。
たとえば、「文字のまわりが明るくなった」「ふちの黒っぽさが少し取れた」「全体的に赤茶色になった」のように書くと、観察したことが伝わります。
安全に気をつけること
この実験では、漂白剤やトイレ用洗剤などは使わないようにします。
洗剤を混ぜると危険なことがあります。
また、10円玉を強くこすったり、傷つけたりしないようにしましょう。
実験が終わった10円玉は、水でよく洗い、キッチンペーパーでふいておきます。
小さい子だけで行わず、心配な場合は大人の人と一緒に実験しましょう。
まとめ
今回は、10円玉をいろいろな液体につけて、どれが一番きれいになるのかを調べました。
酢とレモン汁につけた10円玉は、表面が明るくなり、変化が分かりやすかったです。
水につけたものは、ほとんど変化しませんでした。
しょうゆ、ソース、食塩水でも少し変化はありましたが、酢やレモン汁ほどではありませんでした。
この実験から、10円玉の表面のくすみは、液体の種類によって落ち方が違うことが分かりました。
身近な10円玉と台所にある液体だけでも、比べ方を工夫すれば、理科の自由研究になります。