中学生

「中間テスト・期末テスト」400点オーバーの取り方

中学校の中間テストや期末テストで400点以上の得点をとってみたいと思いませんか?
そして、「自分は勉強の才能はないから、頑張っても勉強はできるようにならないよ」と思っている中学生でも、やり方さえ整えば、中間テストや期末テストでの400点以上の得点は十分に狙える点数なのです。
それでは、どのようにやれば400点を超えることができるのでしょう。
その答えを簡潔に言うと「計画と実行」です。テスト勉強の計画を立て、その計画に従って勉強を進める ―― これだけでいいのです。テストの点数が悪い生徒と良い生徒との、あるいはテストの点数はそこそこ良いのだが、学力から判断してもっと高得点をあげることが可能な生徒と、しっかりと点数をとってる生徒との違いは、こうした「計画と実行」の力にあります。
点数がとりきれておない生徒は、テスト勉強を行き当たりばったりにやっています。点数をとりきっている生徒はテスト勉強を計画立ててやっています。この違いが得点差、そして400点オーバーになるかならないかの差なのです。

それでは、どのような計画を立てればよいのでしょうか。それについて以下に、述べていきます。
テスト対策の勉強の期間
テスト対策の勉強の期間は2週間です。試験の範囲が発表になるのが2週間前なので、そこからスタートを切るわけです。
この2週間の間には、土曜日と日曜日の週末が2回あります。当然、この2回の週末はびっしり勉強をします。部活動によっては、この2回の週末に練習試合が組み込まれる場合もあります。すると、その分だけ勉強時間は減ることになります。そのときは2週間より少し前、たとえば17日前に試験勉強を開始するとよいでしょう。
2週間前だと、学校の授業はまだ試験範囲の全てを教えきっていません。それでも、2週間前からテスト勉強をすることが重要です。試験範囲ではあるが、まだ学校の授業で教えられていない部分については、生徒は、授業を待たずに、ぜひ積極的に学んでください。
各教科の勉強法
理解と社会
理解と社会は中学校で配布されているワークやプリントから出題されることが多いです。なので、ワークとプリントのみを繰り返し解きましょう。中学校の授業でプリントが配られていない場合は、ワークのみを繰り返し解きましょう。繰り返しの目安は3回ないし4回です。1回目を5日間で、2回目を3日間で、3回目と4回目を2日間で繰り返します。毎日問題を解く必要はありません。たとえば理科のテスト勉強をするのは、4日間のうち3日間などでかまいません。3日間、理科のテスト勉強をやったら、1日は、理科の勉強はやらないで、他の教科の勉強をし、また3日間理科をやって、1日理科を休んで、の流れでいいです。
次に、勉強の内容について話します。
1回目は、全部の問題を解きます。1回目の学習では、決してテキストに答えを書かないでください。ノートに答えを書いてください。また、1回目は、ワークブックの解答集の答えを見ながら解いて構いません。すなわち、1回目は、問題を解くというより、ワークブックを使って、試験に出る重要事項を理解し、暗記するための学習です。インプットの学習になります。
2回目は解答集は見ずに、独力で解きます。答えはワークブックの解答欄に書きます。2回目の学習は、1回目のインプットに対するアウトプットです。答え合わせをして、間違えた問題のみを3回目で解きます。3回目で間違えた問題のみをさらに、4回目で解きます。まとめると、1回目は解答を見ながら問題を解き、重要事項の理解と暗記に努めるわけです。2回目以降は解答集を見ずに独力で解く、そして3回目と4回目は間違えた問題を解くというわけです。
英語
理科と社会は学校のワークブックを繰り返し解けば、試験で良い点数をとれますが、英語は学校から配布されたワークブックを
解いても、さほど良い点数にはなりません。英語の場合、ワークブックは英語に慣れることを目的としたものであり、試験で良い点数をとるための作りにはなっていないからです。
ですからワークブックの代わりになるテキストを使うことが望ましいです。ワークブックの代わりになるテキストとして理想的なものは教科書ガイドと教科書準拠の問題集です。教科書ガイドには、教科書の長い英文の日本語訳や英単語の発音の仕方や意味が載っています。また覚えるべき英熟語や重要表現も載っています。文法の説明も、簡潔に分かりやすく書いてあります。教科書ガイドをしっかりと目を通して、教科書ガイドに書かれているものは全部覚えるといいでしょう。英単語・英熟語・重要表現・英文法などをしっかりと理解し、そして暗記します。教科書ガイドを音読すれば、暗記がしやすくなります。音読の他に、教科書準拠問題集を使うと、英単語や重要表現や英文法の暗記がしやすくなります。
教科書ガイドを購入しない場合は、試験の日が近づいてから英語の試験勉強を行うというやり方もあります。先に、数学、理科、社会をある程度仕上げておき、英語は、学校の授業を聞いてから一気に集中して行うのです。
数学
数学も2週間前から試験勉強を開始させます。勉強の内容は学校から配布されたワークブックを中心に行います。解き方の分からない問題は、解答集を見て解き方を理解します。理解した後は、解答集を見ずに独力で解いてみます。解けなかったら、また
解答集を見て、解き方を覚えるようにします。そのようにしてワークブックの問題を全て解けるようにします。それが終わったら、本屋さんで売っているような教科書準拠の問題集や普通の問題集を解いていきます。
勉強の流れの目安としては2週間のうち最初の1週間がワークブック、後半の1週間が市販や塾の問題集をやればよいでしょう。
国語
国語もワークブックの問題を解きます。他には漢字や重要語句の意味、国語の文法なども、時間をかけて取り組みましょう。ワークブックの問題を解くときは、教科書の文章を丁寧に読み、文章の内容をしっかりと理解しながら解いてください。そうすれば、ワークブックに載っている問いとは異なる問いがテストで出題されても解けるようになります。
国語は14日間で1回やればいいでしょう。というのは、国語が苦手な生徒は、時間をかけてもさほど得点が稼げないからです。それならば他の教科に時間をかけたほうがよいです。他の教科は勉強時間を増やせばそれだけ得点も高くなるからです。また、国語が得意な生徒は、1回やればそれで十分に高得点を狙えるからです。けれども、国語が得意な生徒も不得意な生徒も試験前に国語を勉強しないというのはだめです。