高校入試情報・早見版
茨城県立高校入試・
合否判定の早見版

茨城県立高校入試は、ものすごく簡単に言うと、
「当日の入試点」と「調査書」、つまり内申などを両方見て決める入試
です。
ただし、「500点満点の入試点+内申点」を足して、上から順に合格、という方式ではありません。
ここがいちばん大事です。

この記事は、時間がない人が茨城県立高校入試の合否判定をぱっと理解するための簡易版です。
詳細は、茨城県教育委員会の実施要項・実施細則・高校別入学者選抜実施方法で確認してください。

QUICK 1
まず覚えることはこれだけ

茨城県立高校入試の共通選抜は、細かく見ると少し複雑です。
しかし、最初に押さえるべき流れはそれほど多くありません。
まずは、次の4段階で考えるとわかりやすくなります。

学力検査の順位を見る

当日の5教科の得点をもとに、受検者の順位を見ます。

調査書の順位を見る

3年間の評定や活動記録など、調査書の内容も選抜資料になります。

両方よい人をA群へ

当日点と調査書の両方がそろっている人は、A群として原則合格になります。

残りをB群で選ぶ

A群に入らなかった人は、学校ごとの比率に応じてB群でさらに判定されます。

早見版の結論

茨城県立高校入試は、入試本番の点数だけでなく、調査書も見ます。
ただし、単純な合計点勝負ではなく、学力検査順位と調査書順位を使って、
まずA群・B群に分けるところが特徴です。

全日制の学力検査は、原則として国語・社会・数学・理科・英語の5教科、各100点、合計500点満点です。
英語は筆記と聞き取りを合わせて実施されます。
調査書では、3年間の評定合計や、特別活動・部活動・特技などの記録も選抜資料になります。

QUICK 2
A群・B群とは何か

茨城県立高校入試で一番大事なのが、
A群・B群
です。
この仕組みを知らないと、「何点取れば合格ですか?」という質問だけで考えてしまい、入試制度の見方が少しずれてしまいます。

A群

当日点も内申も両方そろっている人たち

学力検査の順位と調査書の順位の両方が基準に入ると、A群になります。
A群に入ると、原則として合格です。

B群

残りの合格枠を争うグループ

A群に入らなかった人は、B群で判定されます。
B群では、学力検査重視と調査書重視の比率が学校ごとに違います。

QUICK 3
A群とは、当日点も内申も両方そろっている人たち

A群は、ざっくり言うと、
当日点も内申も両方そろっている人たち
です。
A群に入るには、次の2つを両方満たす必要があります。

見るもの A群に入る条件
学力検査 順位が、共通選抜枠の80%以内
調査書 3年間の評定合計の順位が、共通選抜枠以内

A群に入ると、原則として合格です。
ただし、調査書の記載事項や学力検査の結果に特に問題がある場合は、保留となってB群に回されることがあります。

具体例:共通選抜で100人合格させる場合

たとえば、ある高校が共通選抜で100人を合格させるとします。
この場合、A群に入るには、学力検査の順位が80位以内で、なおかつ調査書の順位が100位以内である必要があります。

学力検査 80位以内
かつ
調査書 100位以内

入試本番で80位以内に入っていても、調査書順位が100位以内に入っていなければA群には入りません。
逆に、内申がよくても、入試本番の順位が80位以内でなければA群には入りません。

QUICK 4
B群とは、残りの合格枠を争うグループ

A群に入らなかった人たちは、B群に回ります。
B群は、簡単に言えば、
残りの合格枠を争うグループ
です。

B群の選抜方法

学力検査重視の選抜

入試本番の得点を重く見る選抜です。
当日点が強い生徒にとっては、こちらの比率が高い高校のほうが戦いやすい場合があります。

B群の選抜方法

調査書重視の選抜

調査書を重く見る選抜です。
内申や学校生活の記録が強い生徒にとっては、こちらの比率が高い高校で強みが出る場合があります。

この比率は高校ごとに違います。
20:80、30:70、40:60、50:50、60:40、70:30、80:20の中から各高校が決めます。
つまり、同じB群でも、学校によってかなり意味が変わります。

具体例:B群で30人を選ぶ場合

共通選抜で100人合格させる高校があり、そのうちA群で70人が原則合格になったとします。
すると、残りの合格枠は30人です。

100人 − 70人 = 30人
この30人をB群から選ぶイメージです

たとえば、その高校のB群比率が「学力検査重視80:調査書重視20」なら、
残り30人のうち、およそ24人を学力検査重視、6人を調査書重視で選ぶイメージです。

逆に、「学力検査重視30:調査書重視70」なら、
およそ9人を学力検査重視、21人を調査書重視で選ぶイメージになります。

QUICK 5
ここが超重要

「本番で何点取れば合格ですか?」だけでは足りません

茨城県立高校入試では、当日点だけでなく、調査書、さらに志望校のB群比率まで見る必要があります。
つまり、得点だけを見ても、合否のしくみ全体は見えません。

見るもの 1
学力検査でどのくらい取れるか

入試本番の5教科得点は、もちろん重要です。
特に学力検査重視の高校では、当日点の強さが大きな武器になります。

見るもの 2
調査書、つまり内申がどのくらいあるか

中1から中3までの評定や学校生活の記録も関係します。
当日点だけではなく、普段の成績も大切です。

見るもの 3
志望校のB群比率を見る

B群で学力検査重視なのか、調査書重視なのかによって、同じ生徒でも戦い方が変わります。

たとえば、当日点に自信がある生徒なら、B群で学力検査重視の比率が高い高校のほうが戦いやすい可能性があります。
反対に、内申や学校生活の記録が強い生徒なら、調査書重視の比率が高い高校で強みが出る場合があります。

QUICK 6
特色選抜はどう考えるか

特色選抜は、部活動、文化・芸術、体育、生徒会活動、奉仕活動などで実績や資質がある生徒を対象にした選抜です。
ただし、特色選抜も「実績だけで合格」ではありません。

特色選抜は、先にチャンスをもらえる制度

学力検査、調査書、面接またはプレゼンテーション、学校によっては作文や実技検査などを使って総合的に判断されます。
特色選抜で合格にならなかった場合でも、その後、共通選抜の判定に回ります。

特色で先にチャンスをもらえる

部活動や文化・芸術など、自分の強みを生かして先に判定を受けられる制度です。

落ちたら終わりではない

特色選抜で合格にならなかった場合でも、共通選抜の判定に回ります。
ここを誤解しないことが大切です。

QUICK 7
生徒向けに一言で言うなら

茨城県立高校入試は、まず、当日点と内申の両方がそろっている人をA群として原則合格にします。
そこに入らなかった人はB群に回り、残りの枠を「当日点重視」と「調査書重視」に分けて合格者を決めます。
だから、入試本番の点数だけでも、内申だけでもなく、両方が大事です。
さらに、志望校ごとのB群比率を見ることが大事です。

さらに短く言うなら

茨城県立高校入試は、まずA群を狙う入試です。

A群に入るには、当日点も内申も両方必要です。
A群に入れなかった場合は、B群で、当日点の強さか、調査書の強さで勝負します。

だから、ふだんの内申を大事にする。
入試本番の5教科をしっかり取る。
志望校のB群比率を必ず確認する。
この3つが大切です。

参照した主なページ

リンク先の内容は変更される場合があります。
実際に受験する年度の最新資料を、必ず茨城県教育委員会の公式ページで確認してください。