勉強法

勉強ノートをつくる

プロのスポーツ選手でも、アマチュアのスポーツ選手でも、自分の技術や記録を高めるための1つの方法として、ノートを作っていたりします。
アマチュアでは、大阪桐蔭高校の野球部の西谷監督は、野球部員全員に野球ノートをつけさせ、週に1回か2週間に1回だかで、監督に提出させているそうです。監督は必ず目を通しているのだとか。中には、西谷監督いわく「小学生の絵日記か」と思うような内容がすかすかしているものもあるそうです。根尾君の野球ノートは充実していて、自分のバッティングや守備やピッチングの課題、毎日の練習記録、毎日のコンディション、試合を振り返っての反省点などが丁寧に書いてあるそうです。根尾君は父も母も医者で、姉は看護師、兄は国立大学の医学部なんですよね。根尾君自身も中学校時代の通知表はオール5で、大阪桐蔭で野球をやらなかったら医師をめざしていたそうです。本当の文武両道ですね。
サッカーでは、中村俊輔選手が、サッカーのノートを作っています。サッカーでの短期目標、中期目標、長期目標を設定し、それぞれの目標達成のために、課題や練習方法、気持ちの作り方などを書いているそうです。プロ野球では、松坂選手、ダルビッシュ選手、大谷選手は高校時代から野球ノートを作ってきて、今でもいろいろなことを書いているそうです。

勉強もまた、彼らの野球ノートやサッカーのように、勉強ノートを作り、さまざまなことを記入して、勉強の質を上げていくことが望ましいです。

では、勉強ノートにはどのようなことがらを書いたらよいのか以下に箇条書きで述べます。
1.学校の単元ごとのテスト、英単語テスト、定期テスト、実力テスト、計算力テスト、漢字力テストなどでの反省点と、今後、もっと良い点をとるにはどうしたらよいかという課題。
2.日々の学習状況。学習時間。学習内容。現在、苦手としている学習項目、
3.短期目標。たとえば一週間で、○○の分野を得意にする。英単語を50覚えるなど。
4.中期目標。たとえば次のテストで350点以上をとる。60番以内に入るなど。
5.長期目標。年単位から数年単位の目標。たとえば水戸桜ノ牧高校に進学する。2年生の1月の英語検定で3級に合格するなど。
6.勉強方法。新しく発見した勉強方法。友だちや親や教師から教わり、自分で試してみた勉強方法への評価。自分にはあわなかったとか、良い勉強方法なのでとりいれるとか。
7.勉強のときに気をつけること。友達と図書館で勉強したら、おしゃべりばかりであまり進まなかった。ゲームをやりすぎてしまい、今日やるべき勉強が終わらなかった。試験の範囲が発表になったのに、明日からテスト勉強をやればいいやと思い、今日は怠けた。ノートの書き方が汚かったために、ノートを見返しても内容がわからなかったなど
8.勉強をしていて気づいたこと、ためになったこと。理科で震度とマグニチュードの言葉の意味が理解できたので、テレビの臨時ニュースで流れる地震速報のことがなるほどと、よくわかるようになったなど。

ほかにもいろいろあると思います。勉強に関することを自由に何でもいいから一冊のノートにどんどん書くとよいです。自分で大切だと思ったことは別の色を使って強調するなどしてもよいでしょう。絵などを一緒に書いたらノートがビジュアルで立体的になると思います。