勉強法

メダカの飼育に思うネット情報の有意義さ

数年前からメダカを飼育したいと思っていたのですが、今年の5月にようやく決心がついて購入することにしました。メダカを飼いたい気持ちがあるのに、なぜ逡巡していたかというと、生き物全般を育てることが下手だからです。観葉植物は、水をあげすぎて根を腐らせ、枯らしてしまいます。
犬や猫は飼ったことはないのですが、小学生のときに、ジュウシマツという小鳥を鳥かごで飼ったことがありました。親戚のおじさんが、鳥かごごとくれたのです。ジュウシマツがかわいらしくて、毎日2時間から3時間ぐらい見つめていました。学校から帰ってきたら夕ご飯までジュウシマツを眺め、夕ご飯が終わったらまたジュウシマツを眺め、という具合です。全然、勉強をせず、ジュウシマツばかり眺めている生活が1ヶ月ほど続き、呆れた母親がジュウシマツをおじさんのもとに返してしまいました。リクガメかイシガメだかを飼ったこともありましたが、同じように毎日数時間も眺めていたので、父親が田んぼに捨ててしまいました。私は、生き物全般には関心が高すぎるようなのですね。それで植物は水をあげすぎるし、小動物はいつまでも眺めてしまうようなのです
35歳のときには熱帯魚を飼いましたが、みごとに飼育に失敗しました。エンゼルフィッシュやグラミーなどを飼いましたが、どの熱帯魚も購入してから数週間で死んでしまいました。熱帯魚の飼い方の本を読み、飼育水の状態にも気を遣っていたのですがだめでした。
そういうことがあって、メダカの飼育も同じように失敗するのではないか、たとえ失敗しないとしても、1日中メダカを眺めているばかりになってしまうのじゃないかと思って、ためらっていたのです。
それでも、メダカを飼いたい気持ちが募っていき、とうとう飼う決心がついたのです。
メダカの飼育の仕方についての本を数冊、県立図書館から借りてきて、重要なことがらはメモをとりながら読みました。
メダカを飼育する設備として、深さ30cmの27リットルのキューブ型水槽、エアポンプ、底面式フィルター、大磯荒砂利、水草、LEDの照明灯を購入し、水槽を立ち上げました。飼育するメダカは、さまざまな種類の中で最も丈夫で、病気になりにくいといわれるヒメダカを選びました。
ところが、うまくいきませんでした。ペットショップで6匹購入したのですが、飼い始めて1週間ほどしてから、1匹、また1匹と死んでいったのです。購入してから2週間後には全滅してしまいました。それで、今度は7匹購入しましたが、これも2週間で全滅でした。ペットショップで売っているメダカが弱いのかなと思い、今度は通販で13匹飼いました。
そして、インターネットで調べると、メダカは直射日光に当てて育てるのが良いとありました。屋内の場合は日当たりの良い部屋にメダカの水槽を置くのが絶対条件で、なるべく屋外が良いそうです。
それで、衣類をしまうプラスチックのケースに水を入れ、それを、太陽の光が非常に良く当たる部屋に置きました。ガラスの水槽の方は、塾の教室に置いたのですが、こちらは直射日光が当たらないのです。ちなみに、なぜメダカに直射日光をあてるのがよいかというと、メダカはさまざまな菌が原因での、いろいろな病気にかかりますが、直射日光をあてると、紫外線が菌を殺してくれるので健康でいられるのだそうです。
ところが、衣装ケースのメダカも死んでいきました。何が原因かわかりません。結局ガラスの水道のほうの6匹のメダカも、衣装ケースの方の13匹のメダカも死んでしまい、メダカはいなくなってしまいました。
もう本当にがっかりして水槽や衣装ケースを片付けるのも億劫になり、そのまま放置していました。
ところがです。全滅して10日ほど過ぎたら、ガラスの水槽にも衣装ケースのプラスチック容器にも、生まれたばかりのメダカの稚魚が泳いでいるではありませんか。
あとから通販で購入した13匹のメダカは十分に成長した大人のメダカでした。でも卵を抱えているところは全く見ませんでした。おそらく見落としていたのでしょう。
結局、水槽の稚魚は13匹生まれ、プラスチックケースのメダカは23匹生まれました。これが6月末のことです。今度こそ、死なせないように思い、ネットでいろいろ検索しました。
するとメダカは水流に弱いのでエアをかけないほうがいいらしいのです。わずかな風が吹いて、水面が少し揺れる程度でも、酸素が水に溶け込むので、それで十分だそうです。またグリーンウオーターという青藻が育った水が、メダカの飼育には最も適しているそうです。簡単に言うと緑に濁った水だと、メダカは死なないそうです。グリーンウオーターにするためには、水草は少なくし、水底には砂利も土も敷かないとのことです。底に砂利があり、水草があるとグリーンウオーターにはなりにくいのです。水槽も底が浅いもののほうが良いのだそうです。空気中の酸素が水に溶けやすいのと、直射日光が水によくあたるためです。
私はネットでこれらの情報を知って非常に驚きました。本に書いてあることとは何もかもが違いました。メダカを病気にさせず、しっかりと育てるにはエアポンプも砂利も水草も要らないのです。それどころか、あってはだめなのです。水槽もプラスチックの安いもので十分なのです。飼育のための設備を1万円ほど支払って購入しましたが、2,000円の丈夫なプラスチックのケースで十分なのです。
グリーンウオーターで育てた衣装ケースのメダカ23匹は、1匹たりとも死ぬことはなく成長しました。メダカは生まれてから2,3ヶ月で大人になります。6月末に生まれた23匹のメダカは8月半ばには大人になり、卵を産むようになりました。その卵から孵化したメダカ100匹ぐらいを今は育てています。全滅したメダカが残した卵から孵ったメダカが200匹近くいるというわけです。
空の容器に水を入れ、直射日光にあてておくと2週間ほどでグリーンウオーターができあがり、そのグリーンウォーターでメダカを育てるのが最もうまくいくのですが、こう書くと数ページですんでしまい、本にならないのでしょう。それで本にはいろいろなことを書いているのでしょう。
けれども、本当の正しい情報はとても単純であったりします。しかも今の時代では、それらの正しい情報は、図書館や書店の本ではなく、ネットのサイトに書かれていたりします。ネットでは嘘の情報も氾濫していますが、本当に正しい情報もあるのです。これは勉強のやり方や、学力の伸ばし方についてもあてはまると思います。
たとえば、英語学習で最も効果のあるやり方は音読だというのは、シンプルですが決定的な事実です。