中学生

中学2年生の中間テストの成績が復活

中学1年生になってすぐに城東進学会に入塾してきた女子生徒がいます。日立市の中学校に通う生徒です。
大みか駅の近くの塾に体験授業を受けたのですが、その塾の教室長や講師の方のきびきびした応対や授業に、女子生徒は圧倒されていまい、怖がって入塾しなかったそうです。確かにのんびりした性格で、マイペースで勉強をする生徒です。
この生徒は、中学1年生の1学期の中間テストと期末テスト、2学期の中間テストは400点近い成績をとっていました。けれども中学1年生の2学期の期末テストで320点ぐらいの点数をとり、学年末テストも、2年生の1学期の中間テストと期末テストも同じような点数でした。
中学1年生途中から試験の成績が下がった理由は、試験の出題範囲が広くなったり、覚えることが多くなったりしたためだと生徒は言っていました。中学1年生の1学期のときの試験対策の勉強時間と、2学期以降の勉強時間は同じであるため、試験範囲の勉強が終わらない教科ができてしまい、点数が落ちてるとのことでした。
わたしが、「試験対策の勉強時間を増やせば点数は上がるよ」と言っても、「それはわかっているのだが、そんなには良い点をとりたいとも思わない、330点ならちょうど平均点ぐらいだからこれでいい」と言っていました。
それでも、性格は真面目で、学習意欲それ自体は低くはありませんでした。塾の授業で、私が問題の解き方を説明すると、その女子生徒は、<これは重要だな、覚えておこう>と判断したことがらは、ノートにカラフルなボールぺンやマーカーを使って、ちょっとしたイラストと一緒に書いていました。私が書きなさいと言わなくとも、いつもよく書いていました。試験の成績が下がってからもその学習態度は変わりませんでした。生徒が自分で重要だなと判断する、その判断の仕方が的確で、メモの内容も簡潔でポイントを押さえていました。その生徒のノートづくりの上手さをみるたび、試験対策の勉強時間を増やせば必ず成績は上がるのにもったいないなと思っていました。生徒にもそう言うたび、にこにこ笑うだけでした。
ところが、今回、つまり中学2年生の中間テストは、375点をとることができました。試験の問題が易しくなったわけではありません。社会は日本地理の諸産業と日本歴史の江戸時代中期から後期です。多くの中学生が暗記に苦労する分野です。理科は人体です。呼吸器官、消化器官、血液循環とこれもまた暗記に苦労します。英語はいろいろな助動詞です。これもまた暗記が大変です。英語、理科、社会はどれも78点前後と、80点までもう少しのところまで達しました。
話を聞くと、2週間前に試験範囲が出ると、好きな教科はすぐに試験勉強にとりかかったそうです。嫌いな教科は後回しにしたけれど、好きな科目はワークをどんどん進めていったそうです。
私は、「今回のやり方や、試験対策の勉強時間がどのくらいだったのかや、勉強のペースはどんな感じだったのかを、しっかり覚えておいて、期末テストも同じようにやれば370点は確実だよ」と言いました。そして、「2週間のトータルの勉強時間を5時間ほど増やせば400点だよ」とも言いました。生徒は「そんなには頑張りたくない」と笑いながら否定していました。真面目で責任感が強い生徒なので、必要以上にプレッシャーを感じてしんどい思いをするところがあります。それで、私は生徒に400点への展望を描いてみせただけでやめました。その生徒自身にとって、親や周りからの期待に応えるための義務として400点をとらなければならないと思うのではなく、自らの自然な願望で400点をとりたいと思うようになるのを待てばいいかなと思います。ノートをしっかりと作る今のやり方を今後も続けていれば、必ずその願望は湧いてくると考えています。