家庭学習の質を高めよう|生活編

家庭学習の質が低ければ、試験の成績は伸びません。家庭学習の質を高めるには、どのような生活をおくるのが望ましいかをいくつか紹介します。

睡眠時間の確保

毎日の生活は、睡眠時間の確保を最優先にしなければなりません。これは小学生、中学生、高校生に共通することです。

また、必要な睡眠時間は人によって異なります。これは、睡眠の質が人によって異なるからです。睡眠の質が良く、6時間も寝ればすっきりする人もいれば、睡眠の質が悪く、8時間眠らなければすっきりしないという人もいます。睡眠の質が良いというのは眠りが深く、睡眠の質が悪いというのは眠りが浅いということです。

睡眠の質が悪くてもある程度までは改善されますが、遺伝的な部分もあるので、長時間寝ないとだめだという人は、長時間寝るようにしましょう。

睡眠時間を少しずつ削りながら生活をし、慢性的な睡眠不足になると、集中力が鈍り、注意力が低下します。勉強においても勘違い、文章の読み間違い、計算ミスなどが生じます。算数や数学で計算ミスの多い人は、自分が睡眠不足になっていないかどうか、チェックしてくいださい。

勉強もしっかりやるが、ゲームやYouTubeなどでも遊びたいという人は、睡眠時間を削ってしまいがちです。遊びすぎて、勉強時間が不足している場合でも、勉強を無理にやらずに、睡眠時間の確保を優先しましょう。そして、勉強をやるために削るのは睡眠時間ではなく、遊びの時間だということを強く意識しましょう。
繰り返し言いますが、睡眠時間をしっかりと確保しないで生活を続けていては、勉強の効果はあがりません。成績は伸び悩みます。精神的な疲労の蓄積によって、勉強についても部活動についてもやる気が全般的に低下して、充実憾のない生活を過ごすことになります。

スマートフォンやタブレットのゲームアプリは避けよう

スマートフォンやタブレットのゲームアプリは、全くやらないのがベストです。今、やっているゲームアプリがあるならば、少しずつプレイ時間を減らして、やがてはゲームから離れることを目標にしましょう。

ゲームアプリをやらない方が良い理由は、いくつもあります。

1つめの理由は、日々の生活のちょっとした空き時間を、ゲームが埋めてしまうことです。ゲームアプリは、20分程度のちょっとした空き時間でも楽しく遊べるように作ってあります。ゲームを起動させる手続きがなく、簡単に遊びに入ることができます。そして、空いてる細切れの時間を利用して遊ぶことができます。また、操作が簡単というのもやっかいな特徴です。操作が簡単なので、片手間でも、疲れているときでもできるし、そのゲームで遊ぶことに飽きていても、惰性でできてしまいます。そのため、空き時間ができるとすぐにゲームを始めてしまうことがあります。

すなわち、勉強をやることがおっくうなときは、スマートフォンのゲームアプリはかっこうの逃げ場なのです。

けれども、空き時間はぼうっとしていたり、とりとめもないことを考えたりしていた方がゲームをするよりずっといいのです。友達との人間関係に思いをめぐらせたり、部活動の大会で勝つためにどんな練習をしようかなと考えたり、お笑い芸人のギャグを思い出して、つい笑ったり、そんなことを考えていると、脳も心も活性化され、思考力全般が高まり、感性も豊かになります。また、精神的に疲れているときは、空き時間にぼうっとしているとのんびりした気分になり、心が回復していきます。こうした空き時間を常にゲームで埋めていれば、脳の活性化は弱まり、心の動きも鈍くなり、精神的な疲労の回復も弱くなっていきます。

また、スマホの小さな画面でゲームをやると、目をかなり酷使することになります。目の酷使は、視力の低下だけでなく、精神的にもかなり疲労します。不注意が多くなり集中力が低下します。すなわち、スマホの小さな画面で空き時間にゲームをやっていると、精神的に疲労し、その疲労を回復するための空き時間は当然なくて、疲労が募っていきます。そのために学校の授業や試験などで、不注意なミスが多くなり、実力はあるのに、その不注意なミスの分だけ得点が低くなるということになります。空き時間にゲームをやらずに、脳と心にダメージを与えないようにすれば、不注意なミスもなくなり、集中力も高まって学校の授業や家での家庭学習の理解度も高まります。

2つめの理由は、スマホに費やす時間が多すぎることです。空き時間のたびにスマホアプリをやっていれば、時間が十分にあるときは、当然スマホアプリで長い時間遊ぶことになります。そうすれば、毎日、スマホアプリに費やす時間が多くなります。多くなったその時間を、減らすのは中々難しいでしょう。仮に毎日、空き時間で1時間、長い自由時間で2時間、合計3時間をスマホのアプリゲームにあてたとしましょう。1年間のトータルでは、かなりの時間をアプリゲームに費やすことになります。学校の勉強以外でも、読書とか、運動とか、趣味とかに、アプリゲームにあてた時間を使えば、本人の能力を高めることになります。

スマホのゲームアプリに限らず、パソコンも含めたネットゲーム全般の遊びで、次のことがよく言われます。ゲーム内の主人公の能力と、それを操るプレイヤーの現実世界での能力は反比例するというものです。ゲームにたくさんの時間を費やして主人公を強くすればするほど、現実世界のプレイヤーのスキルや体力は弱くなっていくのです。ゲーム以外は何もやらないからどんなスキルも身につかず、能力も鍛えられません。運動もしませんから体力も落ちていきます。

中学生でいえば、1日2時間、スマホのゲームアプリで遊んでいれば、たとえそれが、細切れの空き時間を利用したものだとしても、確実に学力は伸び悩みます。水戸一高に進学できるようなもともとの優秀さがある生徒でも、勝田高校程度になってしまいます。大学は、いわゆる難関大学に進学できる可能性が、誰でも入れるような大学になってしまいます。勝田高校や佐和高校に進学するような生徒ならば、県立高校にようやく入れるというところまで学力が落ちるリスクがあります。これは、精神的な疲労が慢性的に続き、不注意なミスが多く、何に対しても意欲全体が低くなってしまうからです。アプリゲームをやらず、勉強をさぼっているだけならば、精神的な疲労はないので、そちらの方が学力が伸びる可能性が高いです。すなわち、勉強のやる気がないときは、スマホアプリで遊ぶのではなく、他のことで遊んだり、ごろごろしていたほうがずっと良いということです。

そうはいっても、今まで遊んでいたゲームアプリをいきなりやめるのは難しいでしょう。それをできる人はほとんどいません。いきなりやめることができる人は、おそらく100人のうち数人程度でしょう。ですから、空き時間はアプリゲームをやらない、遊ぶ時間をきっちり決めて、その時間に遊ぶ、1日おきに遊ぶなどにすると良いでしょう。

他にはゲーム機でプレイステーション4やスイッチを持っているならば、そちらで遊ぶようにするとよいでしょう。ただしスイッチはテレビモニターに映像を映す据え置き機としての使い方がいいでしょう。ゲームアプリでオンラインゲーム仕様のものは、ゲームのエンディングがありません。いつまでも遊べるようになっています。また、期間限定のイベントがしょっちゅうあって、これらの期間限定イベントを逃して、期間限定のアイテムをもらわないと損したような気分になります。中毒性が強くなるように作っているのです。

ゲーム機でのゲームソフトはエンディングがあります。また、イベントは期間限定であるのは少ないし、例え期間限定であってもそれを逃したからといってどうということはありません。すなわちゲーム機のゲームは中毒性が低く、自分の好きなペースで遊べるようになっているのです。

プレイステーション3や4などのゲーム機がない場合は、ニンテンドー3DSでもスマホのゲームアプリよりずっといいです。

そして、ゲーム機でのゲームソフトでもやりこみ要素のうち、どうでもよいものは無視した方がいいでしょう。たとえばトロフィーコンプや称号コンプです。世の中には、自由時間がたっぷりある人がいます。そうした人がゲームをやりこんで満足できるように、膨大な時間を使うトロフィーコンプなどを設定しています。これをやっては、スマホのゲームアプリで遊ぶのと似たようなことになってしまいます。

最後に同じことをもう一度言います。今、現在スマホのゲームアプリで遊んでいる人で、いきなりやめるのが難しいという人は大勢いるでしょう。そうした人は、家族に協力してもらって、アプリゲームで遊ぶ時間を徐々に減らすようにしてください。焦らず、徐々に切り替えていけば良いでしょう。